応対も時は金成が創るメタバース世界

世の中の真理と仕組みについて理解を深め、自分だけの『人生の攻略本』の作り方を、リアルタイムでお伝えする、前代未聞の謎のブロガー。まだ見えぬはずの成功法則を、アニメやゲームに例えながら、欲求と共に読者の皆さまに届けます。

リアルティ少女4話:フォロワーの生存確認不可

バーチャルライブ配信アプリREALITY(リアリティ)をモデルにした

完全フィクション物語「リアルティ少女」について

本日もご閲覧頂きまして、誠にありがとうございます

小説家になろう」「カクヨム」にて先行配信中!

リアルティ少女 でGoogle検索よろしくお願いします( ´艸`)

 

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前回のお話しは下記リンク先をご参照

 

リアルティ少女4話:フォロワーの生存確認不可

 

竜宮城の乙姫の配信に来たら、ひたすら罵声を浴びせられていた
配信としては何やらメロンゲームをやっているような感じだ
ガサゴソと何やらやっている感じだった

 

リスナーA:おい早く辞めちまえ!!
リスナーB:そうだそうだ
かにゃりー:あのー、何かあったんですか?
リスナーA:君昨日こいつに枠荒らされてた人だよね?危なかったね、こいつすぐビギナー枠荒らすから
リスナーC:フォロー稼ぎしまくって10,000人越えたもんなwwwwwww
かにゃりー:特に荒らされてませんよ?昨日は色々と教えてもらってました
リスナーD:かにゃりーさんはこいつの素性知らないんだろうね。こいつすぐ連絡先聞こうとするよ
かにゃりー:え?そうなんですか?
リスナーC:迷惑掛ってる女性続出だからね。マジで関わらないほうがいい。てか早く退会しろや

 

「あのー迷惑なんで来ないでください。そんなサブ垢作っていちいち来ないでください」

 

リスナーB:お前がアカウント消すまでずっと来るからな
リスナーC:マジで消えてほしい

 

何やら凄い荒れようだった
何でこの人はこんなに嫌われてしまっているのだろうか
聞く限りだと4年はずっとやっているみたいだし・・・

 

「とりあえずストーカーお疲れ様です。もう来ないでね」

 

リスナーA:うるせえ金ヅル!金返せ
リスナーD:ガチャチケや壁紙強請るな!

 

「逆に聞くけどさ、君達名前入りケーキタワー10本も20本も1日に建てるリスナーに対して返礼品は出来ているか?
出来てないよね?大した努力もせずにイベント入賞出来るものが、偉いとでも言うのか?」

 

リスナーB:何か語りだしたよコイツ・・・
リスナーC:気持ち悪いから早く〇んでくれない?
リスナーE:配信画録やスクショ勝手に撮らないでくれる?削除してください
リスナーA:粘着ストーカー辞めろ!!viewで追ってくるな迷惑!!
リスナーB:垢BANされてしまえ!!

 

竜宮城の乙姫が引き伸ばすかのように画面をアップにし、そして静かに語りだした。

 

「お前たちは俺に垢BANになれだの、色々と言ってきているがそんなことは今まで4年間何も起きなかったよ
今まで何十人何百人とその台詞を吐いたが、未だに俺に天罰はくだらない。この4年間神も仏も見たことがない
全ては無意味且つ、お前たちの虚言に過ぎないということだ。運営は私をよく知っている。滅ぶのはお前たちだろうな」

 

※上記はイメージ図です

 

そう言い残し、配信が終了した
結局どういう人かは分からないし、とにかくアンチが多い印象だった
しかし疑問が残るのは、仮に何か悪いことをしていてあのフォロワー数は何だろう?
これは私の勝手な想像かもしれないが、本来良くない配信・魅力のない配信をする場合であってフォロワーは増えない
何故ならフォロワーが増える理由は主に2つ
1つはまた見に行きたいと思いフォローするパターンと、もう一つはフォローバックによる相互フォロー

だいたい私はそう考えていた
でも、何かあるのだろうか
とても気になるし、メッセージを送りたいと思いもしない

そう考えてた矢先、竜宮城の乙姫からメッセージが届いた
恐る恐る中身を開いてみると下記メッセージが記されていた

「今日はせっかく来ていただいたのに悪いことをした
長年配信をし続けるとフォロワーは増えるが、同時にああやってアンチも増えやすい
中には本当のことを言っていることもあれば、嘘も多い
全てを信じる必要はない
ただ一つ言えるのは、俺はずっと配信を続けていっている
全ては無念を晴らすために」

 

無念を晴らすために?どういうことだろうと思い、思わず返信してしまった

 

「物凄く罵声を浴びせる方が多くてびっくりしました
嫌なら見に来なければいいのにって思うのに、何故あの方達はわざわざ文句を言いに来たのでしょう?
それにフォロワーもそんなに多くいるのに、誰も味方をしてくれる人はいないのでしょうか?
無念とは一体・・・?」

 

しばらく沈黙が続いた
何かメッセージを打っているのか、アバター吹き出しを表示させながらいている

 

「フォロワーのみんなはもう、REALTY(リアルティ)をやっていない
というか実はもう、この世にいないんだ」

 

え!?と思った
フォロワー1万人が皆この世にいない?どういうことだろうと思った
私はメッセージを再度送った

 

「この世にいないってどういうことですか?みんな辞めたって意味ですか?」

レスポンスが今度は早かった

「そのままの意味だよ」

 

・・・?
意味が分からなかった
再びメッセージが来た

 

「分かりやすく言おう。このREALTYにログインすることを辞めると、全員死ぬようだ
だからかにゃりー、君は必ずログインをして配信を続けろ。もし24時間以内に15分間以上ライブ配信が出来なければ
現実世界で活動している時に突然心臓麻痺か脳梗塞か、何らかの自然死を装った事態が発生する
俺もよく理由は分からないが、とにかく気をつけろ
必ずログインをして、そして配信を続けろ

私はその場で凍り付いてしまった
ログインしなかったら死ぬ?いや正式には15分以上配信しなかったら死ぬとのことだ
じゃあ海外旅行に行ってる人は?携帯電話を故障させてしまった人は?
その人たちも例外なく死ぬのか?
私の脳裏に死が過ぎり、途端に悪寒のようなものが背筋を走る
何かの冗談だろう、きっとそうに違いないと思いながらも、私は眠れずにいた
しかし気づいた時には、朝を迎えていた

 

次回「リアルティ少女5話:REALTY(リアルティ)症候群」

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